Philosophy
夜空に輝く美しい月は、《女性性》を象徴します。
それは、女性だけに与えられた性質ではなく、男性にも等しくあるもの。
太陽の影響を受けて形を変化させる月のように、女性性とは柔軟で、うつろいやすく、やわらか。
気のおけない友人と美味しいお酒を飲んで帰る楽しい夜の満月も、
仕事終わり疲れて見上げる月のない真っ暗な夜も、
いつも月は変わらずあなたのそばをめぐっている。
満ちている月も、欠けている月も、
太陽からの光の受け方が違うだけで、月が月であることには変わりはない。
どんな影響を受けたどんな月でも、月は月。
どんな影響を受けたあなたも、あなたはあなた。
本質は変わらない。
自分の《女性性》や《内面性》を表現する月の位置や性質を知ると、
自分がどんな影響を受ける傾向にあるのかがわかります。
そうすると、自分を知ることができる。
自分を知ると、自分の思考パターンや行動パターンがわかります。
そして、自分自身を受け止めると、そこではじめて、他人を受け入れることができる。
「私はそんなつもりじゃなかったのに」「どうしていつも…」が、
「私はそういう傾向があるから仕方がない」になる。
これが自分だから、これでいいんだ、って。
要するに、セルフマネジメント。
自分を知って、自分をマネジメントする。
核となる自分の意志を持つ。
自分の意思で、自分らしく生きる。
そんな意識の醸成。
その意識の集合体が、良い社会を作って、良い国を作る。
それが、良い世界を作る。
月に宿る魂の智慧を通じて、世の中の人々が等身大の自信とともに生きられる社会になりますように。